申し訳ありませんが、ほんの少し長くなります。
アイドルやキャラクターを強く嗜好する人をオタクと呼んだりします。
しかし、特定の異性と付き合って、その人を強く嗜好し、執着していてもその人はオタクと呼ばれません。ただ、激しく恋愛をしている人と呼ばれるだけです。
この二者に本質の違いは少しもありません。
人間は誰しも、孤独です。この事実は永久に変わりません。
しかし、孤独とは、他者からの助けがなく、孤立無援だという意味ではありません。孤独とは、人間の存在や心が本質的には他者から独立しているという意味です。例えば、生まれてきたり、死ぬときは一人きりだし、また、他人の心は直接覗けないし、逆に覗かれることもないということです。
誰が冒涜しました
孤独だから、人は誰かと一体化したいと思う。
厳しい言い方ですが、精神が幼い内は、その孤独の寂寥を「依存」、「支配」、「消費」、「好奇心」などによって埋め合わせます。
今挙げた、依存性、支配性、消費性、好奇心は、オタクの根本的性質です。そしてそれは、恋愛の根本的性質でもあります。
モノ、ヒト、神などに依存し、すがり、甘ったれることによって、人は孤独を忘れようとします。
最初のデートではいけないこと
グッズを買って自分の手中に入れて、支配したり、恋人を作って意のままに(無意識に)支配しようとしたりして、寂しさを埋め合わせようとします。(ちなみに、オタクと恋愛の違いは、例えばこの部分に見えてきます。アイドルやキャラクターは自分を裏切らないから、支配できる確率が100%に近いですが、実際の人間を相手にした恋愛は支配がうまくいかない確率が高いのです。)
しかし、依存や支配には、飽きが訪れます。だから、消費するのです。次々とグッズを買う。恋が冷めたら、次の恋愛に向かう。そうしてまた、孤独の悶絶を忘れようとします。
好奇心は、上の三つの性質とは違って、虚しいものではありません。希望に満ちたもの です。相手を知らないから、知りたいと思う。知ることは楽しい、喜ばしい。これは、'愛'の兆しです。
どのように私は私の彼氏を乗り越えるん。
そんなわけで、人はアイドルに夢中になるのです。途中で少し申し上げましたが、アイドルは自分の妄想によって支配できているから、夢中でいられるのです。
相手を意のままに支配できていること、つまり、相手が自分の理想の状態であり続けること。それが崩壊したとき、アイドルはアイドルでなくなり、恋は冷めるでしょう。
それを知っているから、あなたの友人はアイドルの熱愛報道などを認めないのです。いえ、認められないのです。それが、きっとあなたの想像を超えて、とても、怖いことだから。
恋愛も同じですが、この手の問題は、その人の中に'愛'という心の能力が育まれなければ、根本的な解決は、一生あり得ま� ��ん。
と、書き出すと、さらに長くなるので、この辺にします。
駄文、失礼いたしました。
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